昨年の今頃は仕事を辞めることばかり考えていました。

約40年間、呼吸器内科医として働いてきてやはり年には勝てなくて、毎日覚えることよりも忘れていくことのほうが多くて、特に他科の薬の名前はなかなか出て来ません。

薬の名前も先発品の名前以外にジェネリック医薬品の名前も覚えなければなりません。内科医として薬の名前が出ないなんて最悪です。内科の医師は注射と飲み薬ぐらいしか治療の方法を持ちませんから・・

そんな事もあり今年の1月には退職と医師を辞めることを決意しました。いろいろ声をかけていただきましたが、最近老害とか爺医とか言われる時代ですから元気溌剌とした後輩に道をあける事にしました。

苦しい4ヶ月は過ぎ去り、今はRoccoと楽しく暮らす日々になりました。

Roccoはどんな時でもボクへの接し方は変わりません。ソファーでボクが寝ていたら、そっと離れるか、ソファーの下で寝るかです。

犬は純粋です。犬には損得や恨みつらみはないです。犬には家族を思う心に一点の曇りもないです。褒めすぎかな・・

ドッグフードを食べる時Roccoは噛む時にいつも右のほうを向きます。小さなフットボールのような形なのでなかなか臼歯のないRoccoには噛むのは難しいのだと思います。
カリッと音がすれば噛めています。噛まなくてもいいのかも知れませんが・・・・。